どんなNFTが売れているのか知りたい。
どんな種類のデジタルデータをNFTにできるのだろう?
今回はこのような疑問に答えていきます。
本記事の内容
- NFTで売れるもの
- NFTが売れた事例
- NFTを売る手順
近年、様々な種類が登場しているNFT。
実際にどんな種類のNFTがあって、どんなNFTが売れているのかってイメージがしづらいですよね。
そこで、本記事ではNFTで売れるデジタルデータの種類を事例を含めて解説していきます。
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NFTで売れるものは?事例付きで解説
結論、以下のデジタルデータをNFTにして売ることができます。
順番に実際に売られている事例を解説していきます。
- ツイート
- 写真
- 音楽
- メタバース上の土地
- バーチャルスニーカー
- デジタルトレーディングカードゲーム
- ゲームアイテム
- アート
ツイート
みなさんが普段利用しているTwitterのツイートもNFTとして取引されています。
なかでも有名なのが、Twitter社の元CEOであるジャック・ドーシー氏が出品した世界初のツイートのNFTは、オークションで290万ドルで落札されました。
写真
撮影した写真もNFTとして販売することができます。
過去には北海道の絶景を撮る写真家、鎌田光彦氏がOpenSeaで写真NFTの販売を実施しました。
その際は、NFTをバーチャル空間へ飾ることができるOncyberを利用した展示会も開催されました。
バーチャル空間への展示はNFTならではですね
Oncyberについては下記ページで解説しています。
音楽
日本では小室 哲哉氏による楽曲NFTが2022年7月22日にオークション形式で販売されました。
アルバム未収録デモ18曲のほかに、NFT保有者には以下のような特典がもらえました。
アルバム未収録デモ各曲のフルサイズ音源に加えて、各曲のリズムトラックが抜かれた「Piano Only」のステムデータをダウンロードしていただくことができます。さらに、初回購入者には、小室哲哉氏による「TK手書きTrack Sheet」(実物)もお届けいたします。
PR TIMES
メタバース上の土地
メタバース上の土地、いわゆるランドもNFTとして取引されています。
メタバースは開発に莫大な費用がかかるため、その分土地も高額で取引されています。
例えば、世界でも有名なNFTコレクションであるBAYCを手がけているYuga Labs社が開発を行なっている、メタバースプラットフォーム「Otherside」のランドは3ETH(約40万※2022/10/18時点の換算)ほどで取引されています。
メタバースについては下記ページで解説しています。
バーチャルスニーカー
バーチャルスニーカーは、メタバース(オンライン上)でアバターに着用させることができるデジタルのスニーカーです。
デジタルスニーカーの有名ブランドであるRTFKTは、バーチャルスニーカーのオークションを開催し、310万ドルで売り上げたことで注目を集めました。
2021年12月10日にはNIKEがRTFKTを買収したと発表があり、今後の動向も注目ですね。
デジタルトレーディングカードゲーム
デジタルトレーディングカードゲームで使われているデジタルカードもNFTとして取引されています。
クリプトスペルズというNFTカードゲームでは、以下のような情報が各カードのブロックチェーンに記録されています。
- 発行枚数
- 所有者
- 取引履歴
上記のカードは発行枚数が少なくレア度が高いため、2ETH(約40万※2022/10/18時点の換算)と高額で取引されています。
NFTゲームについては下記ページで解説しています。
ゲームアイテム
ゲーム内で使用できるキャラクターや武器もNFTとして取引されています。
Isekai BattleというNFTゲームではゲーム内で使用するキャラクターがNFTになっており、保有するキャラクターが多いほどゲームでとれる戦略が多くなるつくりになっています。
もちろん、購入したけど使わなくなってしまったキャラクターは、OpenSeaなどのマーケットプレイスで販売することもできます。
アート
ピクセルアートからイラストまで様々なアートがNFTとして取引されています。
なかでも有名なNFTアートは「CryptoPunks」です。
NFT黎明期の2017年に制作されたNFTコレクションで1万点で作られました。
NFTの盛り上がりにともない価格は上昇していき、シリーズ内で一番高く売れたCryptoPunksはなんと約27億円とケタ違いの金額で取引されました。
世界で売れているNFTランキング【TOP5】
世界ではどんなNFTが売れているのか気になりますよね。
ここでは世界でたくさん取引されているNFTを5つご紹介します。
コレクション名 | 取引高(ETH) |
---|---|
CryptoPunks | 1,000,000 |
Bored Ape Yacht Club | 674,000 |
Mutant Ape Yacht Club | 458,000 |
Otherdeed for Otherside | 351,000 |
Azuki | 265,000 |
CryptoPunks
CryptoPunksは世界で最も有名な24×24のサイズで作られたドット絵のNFTです。
コンピュータのプログラムによって自動的にパーツを組み合わせられて作られたジェネラティブNFTで、合計1万点作られました。
まだNFTが広く認知されていない2017年に作られたこともあり、骨董品のような立ち位置となっており非常に高額で取引されています。
Bored Ape Yacht Club
Bored Ape Yacht Club(以下、BAYC)はブロックチェーン テクノロジー企業"Yuga Labs"により発行された猿をモチーフにしたNFTです。
CryptoPunksと同様、プログラムによって自動的に作られたジェネラティブNFTで、合計1万点作られました。
BAYCのNFTには会員証のような役割があり、保有者限定の掲示板にアクセスすることができます。
Mutant Ape Yacht Club
Mutant Ape Yacht ClubはBAYCから派生したNFTコレクションです。
猿が突然変異したデザインとなっており、以下の2通りの方法で配布されました。
- BAYC保有者に配布されたMutant Serums(ミュータント血清)を、BAYCに適用させることでMutant Ape Yacht Clubが手に入る
- 10,000 体はオークションによる販売
元となるBAYCが高額なこともあり、Mutant Ape Yacht Clubも1点14.6ETH(約280万※2022/10/18時点の換算)という高額な価格で取引されています。
Otherdeed for Otherside
Otherdeed for OthersideはBAYCと同様、ブロックチェーン テクノロジー企業"Yuga Labs"により発行されたNFTで、Othersideというメタバースの土地です。
2022年4月に5.5万区画の販売をスタートし、販売当日に完売したことで注目を集めました。
Othersideってどんなメタバース?
数千人がリアルタイムで一緒にプレイできるメタバース空間を提供するメタバースプロジェクトです。
2022年8月5日には、4,620人のプレーヤーが同時接続して遊んでいるデモプレイが公開されました。
Azuki
2022年1月12日に発売されたジェネラティブNFTで、合計1万点作られました。
アニメにインスパイアされた独特なデザインが人気を集めており、1点9.91ETH(約190万※2022/10/18時点の換算)で取引されています。
NFT保有者はThe Gardenというコミュニティへアクセスできるようになるほか、将来的にはストリートウェアとのコラボレーション、NFTドロップ、ライブイベント、その他にも様々な企画を予定しています。
国内で売れているNFTランキング【TOP5】
次に、国内でたくさん取引されているNFTを5つご紹介します。
コレクション名 | 取引高(ETH) |
---|---|
Murakami.Flowers Seed | 48,602.45 |
Murakami.Flowers Official | 19,546.37 |
Shinsei Galverse | 5,827.18 |
CryptoNinja Partners | 4,654.42 |
Generativemasks | 2,983.2 |
Murakami.Flowers Seed/Murakami.Flowers Official
Murakami.Flowersは、現代アーティストの村上隆氏の代表的なアートワークである花をモチーフにしたドット絵アートです。
108種類の背景と花の色の組み合わせで合計11,664点作られました。
購入した時はSeed(種の状態)、リビールすると花の開いたNFTになります。
Shinsei Galverse
Shinsei Galverseは、昭和アニメをモチーフに描かれたギャルのNFTコレクションで合計8,888体作られています。
Web3のNFTコミュニティとして初めてのアニメ化を目指しており、NFTを保有することで以下のようなアニメ化までのプロセスに関わることができます。
- アニメの開発
- キャラクターデザイン
- ストーリー
CryptoNinja Partners
CryptoNinja Partnersは、日本のNFT界隈を盛り上げているCrypto Ninjaに登場する以下のサブキャラクターを主役にしたNFTコレクションです。
- パンダの「リーリー」
- 幽霊の「ミタマ」
- 鷹の「ナルカミ
- 白蛇の「オロチ」
合計22,222体作られており、プレセール価格は0.001ETHと初心者でも手の届きやすい価格で販売されました。
CNPホルダー同士が気軽にコミュニケーションを取れるスマホアプリの開発や、自治体とのコラボが次々に決定しており、今後の動向にも注目です。
詳細は下記ページで解説しています。
Generativemasks
GenerativeMasksは、高尾俊介氏らに制作されたジェネラティブNFTで合計1万点作られました。
このNFTは、NFTマーケットプレイスでリロードをするたびにマスクの配色が変化するというユニークな特徴があります。
NFTを売る手順を解説
ここでは実際にNFTを売る手順を解説していきます。
NFTを売る手順【2ステップ】
メタマスクを作成
まずは、NFTが売れた際に暗号資産を収納する暗号資産ウォレットを作成していきます。
暗号資産ウォレットは世界で最も利用しているユーザーが多いメタマスクがおすすめです。
メタマスクのインストールの手順は下記ページで詳しく解説しています。
OpenSeaのアカウントを作成
NFTの売買ができるオンラインマーケットプレイス「OpenSea」のアカウントを作成していきます。
OpenSeaのアカウント作成手順は下記ページで詳しく解説しています。
NFTを出品
いよいよNFTの出品になります。
OpenSeaでのNFTの出品方法は下記ページで詳しく解説しています。
(収益を受け取るウォレットのアドレス入力もこのステップで行います。)
まとめ
以上、NFTで売れるものの事例から売り方までの解説でした。
想像よりも世界中でたくさんのNFTが取引されていて驚きですよね。
NFTはまだまだ日本では一般的ではないので、先に取り組むと先行者利益を得られる可能性があります。
気になる方はぜひ、チャレンジしてみてください。
また、NFTの購入には暗号資産取引所の口座が必要なので、まだ口座持っていない方はサクッと開設しちゃいましょう。
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